ねこのひげ
昔から何かを発信してみたいなぁと思っていました。自分の心ときめくものたちを誰かに共有してみたい。それはファッション、食事、旅、暮らし、生き方、考え方、どんなジャンルでも構いません。
幼いころは自分の小さな発見を新聞にし、毎週のように家族に発信していました。
ある時はファッション雑誌の切り抜きに夢中になり、お気に入りの切り抜きでいっぱいのオリジナル雑誌を作り上げていました。
しかし、いつからか夢中は夢の中で留まり、閉じ込められてしまいました。
夢を「現実的」と「理想的」で区切り出したのはいつからだろう?夢中になればいつだって手に届いた私の小さな夢たちは大人になるにつれて現実世界から去っていってしまった。
このブログは私の頭の中で行くあてもなく彷徨っている夢たちを成仏してあげるためのものです。
このブログは一冊の本のように丁寧に読んでもらいたいのです。決して多くのひとの目に映らなくても、誰かに私のときめきを共有してみたい。結果として、誰かの生活を一瞬でも豊かにできたら、それは本当に嬉しいことです。
猫の髭はアンテナのようになっていて、目が見えなくても、目の前が真っ暗でも猫は前に歩くことができます。以前、祖母の家で飼っていた猫も目が見えなかったが、家中を走り回っていました。
私は暗闇を彷徨う自分の夢たちに髭をつけてあげたいのです。髭がついた夢たちはゆっくり前へと歩き出します。